職人芸
平野といえば、バント、バントといえば平野と言っても過言ではないほど、平野謙はバントの代名詞である。
けれども、平野謙はそれだけじゃない。
90年日本シリーズ最高打率。通算安打1551。
平野の451犠打記録の上を行く選手はいるが、且つ、1500安打を放っている選手はいない。
平野のヒットは、きれいなセンター返しだ。
いや、それだけじゃないだろうが、私の脳裏に浮かぶ打球はライナー性の当たりの、センター前にポトンと落ちるセンター返しだ。
そして、強肩。
秋山と組む右中間は、現在のイチロー、田口をもしのぐ鉄壁の右中間だった。
そんな平野の衰えを感じたのは、93年の日本シリーズ。
ヤクルトとの対決。
走者2塁、外野への適時打。
全く同じ場面で、飯田は平野の返球をかいくぐり、ホームインし、平野は飯田に刺された・・・。
それでも、まだ育ってないライオンズの外野陣には、まだ平野が必要だった。
今はロッテの2軍監督である。